JSCA東京実務者研修「技術講座」竹内先生「第3回」報告(「ラチスシェル屋根構造のデザインと応答制御」)

JSCA東京実務者研修「技術講座」
竹内徹 先生
「第3回 ラチスシェル屋根構造のデザインと応答制御」 報告
         関東甲信越支部 JSCA東京 研修委員会

JSCA東京 会員の皆様
 去る、2018年4月26日、JSCA東京、ASDO共催の実務者研修会「ラチスシェル屋根構造のデザインと応答制御」を、けんぽプラザ(全国設計事務所健康保険組合)集会室にて開催しましたので報告致します。
東京工業大学教授、竹内徹先生を講師にお迎えし、全4回の予定となる講演の第3回目となります。
講演では、網目状の鉄骨ラチスシェル屋根構造の特性について、地震による水平力により上下方向の複雑な応答が励起される可能性があるため設計においては十分に注意が必要であることや、免震・制振デバイスを組合せることでその複雑な応答の抑制を図ることが可能となることなど、興味深いお話を頂きました。
また、建物上部に突出した立体トラス(鉄塔など)においては下部建物の高次モードと固有周期が近い場合に破壊に至るケースがあること、屋根のみがS造のRC造体育館では、外周RC部の面外変形が屋根のアンカーボルト破損の原因になりうることなど、多岐にわたり実務において参考となる事例をご紹介頂きました。
当日は会場がほぼ満席となる約90名の参加者にご聴講いただきました。次回(4回目)は8月2日(木)に開催の予定です。会員の方々におかれましては、次回も奮ってご参加いただければと思います。

プログラム
趣旨説明:金田勝徳 氏 (構造計画プラス・ワン)
講  演:竹内 徹 先生(東京工業大学教授)

講習会写真


一般社団法人 日本建築構造技術者協会 関東甲信越支部 JSCA東京

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