JSCA東京　建築を拾う会　第9回勉強会　報告

日　時：2024年9月25日 18時30分～20時00分
場　所：全国設計事務所健康保険組合 健保プラザ会議室，オンライン（Zoom）併用
講　師：山辺豊彦氏（山辺構造設計事務所）
１． 参加者（講師除く）
会場：30名
zoom：69名
合計：99名

２． 報告書作成者：小倉

■木構造の井戸端勉強会～ヤマベの木構造のルーツから展開まで～

　2024年9月25日、設計健保プラザ会議室（オンライン併用）にて、JSCA東京建築を拾う会の第9回勉強会を開催いたしました。建築を拾う会は2,3カ月に一度会員で集まり構造設計等に関する井戸端相談会を行っていますが、年に1,2回は拡大版として講師をお呼びして、講演会+議論会で構成する勉強会を開催しています。この勉強会は9回目を数えますが、長くオンライン開催であったものが対面形式へ移行して2回目になります。今回の勉強会の講師には山辺構造設計事務所の山辺豊彦氏をお招きして、「ヤマベの木構造のルーツから展開まで」というテーマで約45分間のご講演をいただき、その後約45分間で質疑応答を行いました。
　前半の講演会では、まずは山辺氏が青木繁研究室におられたころに担当された構造設計案件について、具体的なエピソードを交えてご紹介いただき、その後の木造建築家との出会いや大工塾での活動のお話を通して、どのように木構造の道へ進まれたかのルーツをご紹介いただけました。また、木構造についての研究活動成果をまとめられた著書の内容や氏の代表的な木構造設計案件についてもご紹介いただきました。
　後半は、通常の講演会よりも長い時間の質疑応答時間を設定し、主に事前に頂いた12名の方からの質疑に対して、講師より具体例を交えての詳しい回答を行い、木構造に関する設計（構造・意匠）を行う上でのFAQになる議論が展開されました。その後は会場からも質疑があり、45分の設定時間を越えて活発な議論がなされました。